手術室にエアコンが無いハンガリー
2015/08/13
まじゃるです。
ハンガリーは、相変わらず高温警報が出るほどの猛暑が続いていますが、そんな中でこんな記事が目に留まりました。
ハンガリーの病院では、エアコン付の手術室は少ない
http://www.napigazdasag.hu/cikk/53031/
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記事によると、
「最近建てられたり、改築された病院でも、全ての病室に空調があるわけではない。古い病院では、数時間の手術を酷暑の中で行わなければならない。」
「ハンガリーの多くの病院では、設備の近代化の必要があり、冷暖房についても例外ではない。」
「病院では、全館空調システムがもっともコスト的に優れているが、それでも光熱費は30~40パーセント上昇する。さらに、定期的なメンテナンスが必要で、これを怠ると、レジオネラなどの感染症が発生する。」
「手術室の換気については、厳しい法規に従わなければならず、特別な空調設備が必要となる。これは最低でも150万フォリントはかかる。」
「というわけで、セント・ヤーノシュ病院でも、全ての手術室には空調はついていない。」
「手術室は40度ほどになり、3~4時間の手術の間に、医者は1.5リットルの水分を失うこともある。このような暑さの中で手術を行うのは、医者たちにとって大きな負担であり、このため高温警報が出ると、(他の病院と同様に)手術を延期することがある。これは患者のリスクを下げるためでもある。」
「エアコンのついた病室は少ない。セント・ヤーノシュ病院には一つもない。」
「扇風機を入れられればいいのだが、手術直後の患者には、感染症のリスクがあり、勧められない。」
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セント・ヤーノシュ病院は、2区にある大病院です。
「ハンガリーは、医者の腕は良いが、病院のレベルは最悪」という話を聞いたことがありますが、こういう記事を読むと、たぶんお金の問題なんだろうなぁと思うわけです。その割には、社会保険料が高いんですけどね。。。
まじゃるでした。