11月16日ハンガリーニュース
まじゃるです。
昨日のハンガリーニュースから2つピックアップしてお伝えします。
オルバーン首相、国会で演説
ハンガリーのオルバーン首相は、パリ同時多発テロ発生を受け、予定されていたモンテネグロ訪問をキャンセルし、月曜日の国会の冒頭で演説を行いました。主な発言は以下のとおりです。
- ヨーロッパは戦争状態に入った、これはそれはハンガリーも同様である。
- 移民は好ましくないことである。
- 国を守る権利は他より優先される。イデオロギーの為に欧州の人民を危険に晒すことはできない。
- 移民が全員テロリストとは考えないが、何人のテロリストが我が国を通過したか、考えたくもない。
- 移民の流入は犯罪の危険を上昇させる。ヨーロッパで移民が多いところは、犯罪が増えている。
- 移民割り当ては欧州の精神に反する。受け入れを分担することは移民の流入を加速させる。これは各国が国境管理を復活させ、すなわちシェンゲンをも危機に陥れる。またテロリストを各国へ分散させることも意味する。
- EUの現政策の見直しをする必要がある。
- EU圏境の警備を強化し、文化と経済を守らなければならない。
- EUの指導者は、民衆の声に耳を傾けなければならない。
Fotó: Ajpek Orsi
午後には、テレビのインタビューで、ほぼ同様の内容を語っています。
サッカー代表のストルク監督、欧州選手権EURO2016も指揮
日曜日に、プレーオフによるサッカー欧州選手権EURO2016への本戦出場が決まったことを受け、ハンガリーサッカー協会は理事会を招集し、予選終了で契約が切れるストルク監督の処遇などについて話し合いが行われました。
その後、記者会見が行われ、以下について発表されています。
- ストルク監督は、EURO2016終了まで代表監督を務める。スタッフも不変。
- 予選突破したことでUEFAから支給される1200万ユーロのうち、3分の1は選手とスタッフへのボーナスとして支給される。選手への支給額は予選出場数により4000万フォリント(12万8千ユーロ)~100万フォリント(3200ユーロ)となる。
- これまで代表チームの運営資金は、すべてUEFA支給金で賄われており、国からの援助は受けていない。
- ストルク監督は、代表メンバー選考においては、選手のパフォーマンスを重視する方針。若手だけに限定せず、キラーイやゲラなどのベテランも代表候補。