1月19日ハンガリーニュース
2016/01/21
まじゃるです。
ブダペスト
タクシー業者デモによる中心街の車線閉鎖続く
Uber規制を求めるタクシー業者によるデモで、ペシュト側中心のデアーク広場に向かうバイチ=ジリンスキ通り(Bajcsy-Zsilinsky út)の車線封鎖が続いています。タクシー業者側は、Uber規制についての具体的な日取りの確約を求めています。
なおデモの現場は、警察サイトpolice.huによると、警察が渋滞を発生させないよう交通整理をしており、また市民もこのエリアへの自動車の進入を控えているため、火曜日は大きな混乱にはならなかったようです。
また、このデモは水曜日24時までの延長届けが出されており、警察の許可も受けたようです。
(index.hu)
政治
基本法改正案:テロ非常事態宣言下は、政府権限が絶対的に?
index.huが、政府与党Fidesz-KDNPが提案している、ハンガリーの憲法にあたる基本法の改正案について取り上げています。
今回の改正案は、基本法の中に「テロの危険による非常事態」を別個に取り扱おうとするもので、
- テロ攻撃、またはテロの危険のある場合、(議会の承認無しで)政府が非常事態を宣言できる
- 期間は原則60日間だが、議会はこれを延長できる
- 非常事態宣言下では、国防軍が警察の活動を支援できる
- 政府は、各法律の適用を一時的に保留し、法律で定められる範囲を超えることが可能に
この件で先週、与野党間の調整が行われた模様で、各党とも、テロの危険時には、政府が迅速に行動・決定を行うことが重要である点では意見の一致を見たものの、政府の権限が強すぎるとして、野党は反対しています。
ニュースポータルOrigo.huは、「テロ非常事態宣言」下では、議会の承認なしで政府が実施可能な内容として、
- 国境を閉鎖
- 予算改正
- 外出禁止令の発令
- 食料やガソリンなどの配給制導入
- 報道規制
- インターネットや郵便などの検閲
- 集会の禁止
- 公共交通の停止
- 特定エリアへの居住禁止
などを挙げています。
なお、基本法の改正には議会の3分の2以上の賛成が必要で、現時点では与党単独では必要票に届きません。
スポーツ
水球:男子代表、クロアチア破りベスト4、五輪出場に王手
水球の欧州選手権で、ハンガリー男子代表はクロアチアを8-5で破り、準決勝に進出しました。この試合のMVPは、72.2%という驚異的なセーブ率をでゴールを守った、キーパーのナジ・ヴィクトールでした。
次の対戦相手はモンテネグロとなります。他にベスト4に残っているギリシャとセルビアは、両チームとも大会前の時点でオリンピック出場権を持っていましたので、次のモンテネグロ戦は、決勝進出だけでなく、オリンピック出場をかけた大一番となります。(欧州選手権でオリンピック出場権を得られるのは1チームのみ)
(index.hu)
まじゃるでした。