11月25日ハンガリーニュース
まじゃるです。
外交
オルバーン首相、中国の李克強首相と会談
ハンガリー政府広報局は、水曜日、オルバーン首相は、中国の李克強首相と会談を行ったと発表しました。オルバーン首相の発言の主なポイントは次のとおりでした。
- ハンガリー経済危機からの復興において、中国が大きな役割を果たしたことへの謝意
- 多極化する世界において、人民元が国際通貨となることに関心
- また、EUと中国の密接な協力関係を構築することを支援
- ハンガリー農作物の輸入拡大を求める。これに対し李克強首相は、話し合いを行う意思を示す
- 鉄道ブダペスト=ベオグラード線の改修について、両者とも発言
- 中国=ブダペスト国際線の再運行の検討についても触れる
Fotó: Trebitsch Péter/MTI
(kormany.hu)
人民元建て国債発行の協力に関する協定書の調印
ハンガリーのオルバーン首相と中国銀行の田国立総裁が、人民元建て国債発行の協力に関する協定書に署名を行いました。ハンガリー側からはシーヤールトー外務・貿易相、およびヴァルガ国家経済相も立ち会っています。
ヴァルガ国家経済相は、中東欧で初めての人民元建て国債発行を意味するこの協定書は、重要なマイルストーンであるとし、ハンガリー経済が安定的に成長していることの証であると評価しました。
欧州移民危機
各国の動き
ドイルのメルケル首相は、シェンゲン圏を維持するためには、難民受け入れ分担が不可欠であると、ドイツ議会で発言しました。
また、ユンケル欧州委員会委員長は、シェンゲン加盟国間で入国管理が実施されるようになると、統一通貨であるユーロも危機にさらされるとの見解を示しました。(以上、hirado.hu)
フランスのヴァルス首相は、「EUは、欧州がこれ以上難民を受け入れることはできないことを表明し、シリア周辺国での解決策を探す必要がある」という考えを外国メディアにコメントしました。
一方、国連の潘基文事務総長は、バルカン諸国が行っている国籍による入国制限は人権違反であると非難し、国連加盟国に「受け入れ能力を上げ、受け入れ分担プログラムを加速する」ように求めています。(以上、index.hu)
経済
国外ハンガリー人の母国への仕送り総額が増え続けている
国外に移住したハンガリー人の母国への送金の総額は、2014年は9200億フォリント(約3800億円)で、過去最高となっていることがわかりました。この額はハンガリーのGDPの約3%にあたります。(index.hu)
例えば、ハンガリー人の30人に1人が国外で働き、月に10万円程度の仕送りをしていれば、これくらいの額になります。
ブダペスト
今週末、地下鉄1号線は代行バス運行に
ブダペスト交通局が、今週土曜日20時から日曜日終日、地下鉄1号線は運休することを発表していますのでご注意下さい。なお、代行バスが利用可能となります。(hirado.hu)
また、ブダペスト交通局公式サイトによると、この他、センテンドレへの電車H5番線、および28番トラム路線も、今週末は代行バスが走ることになるようです。(BKK.hu)
まじゃるでした。