10月9日のハンガリー主要ニュース
まじゃるです。
昨日10月9日のハンガリー主要ニュースのまとめです。情報は index.hu から*1。
ヴィシェグラード4カ国(V4)にクロアチアを加えた5カ国の大統領会議が行われる
写真: Kovács Tamás
ヴィシェグラード4カ国(ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー)とクロアチアの5カ国の大統領による会議が、ハンガリーのバラトンフレド(Balatonfüred)で2日間に渡り開催され、9日に共同記者会見が行われました。
話し合われたテーマは、難民危機、気候変動問題、エネルギー問題の3つでした。
難民危機については、以下の点で各国の意見が一致しています:
- EU圏の国境の強化
- 移民/難民の流入に対し、法に基づく入国管理を可能とし、また庇護を受ける権利の無いものは入国させない体制を築くこと
- トルコ、ヨルダン、レバノンに対し、環境の整った難民キャンプを設置するための支援を行うこと
- トルコとギリシャの国境に、ホットスポットを設置すること
カポシュヴァール(Kaposvár)の都市開発に1200億フォリント
オルバーン首相は9日、カポシュヴァールを訪れ、政府の都市開発プログラムの一環として、大規模な開発についての同意を行いました。国道やジャンクションなどに890億フォリント、その他、劇場、プール、キャンプ場、生活インフラなどの整備などが含まれ、総計1200億フォリントに及ぶものとなります。
過去最高の貿易黒字を達成
ハンガリー8月の貿易黒字は、4億5900万ユーロとなり、過去最高を更新しました。昨年同月比では6.2%増となります。また、今年年初からの貿易黒字は53億ユーロとなりましたが、既にこの額は前年1年間の貿易黒字を超えています。
クロアチア、列車が押収された代償として3万ユーロを請求
冗談のような本当の話です。なお請求額の中には、列車の清掃代が含まれているとのこと。
この話の背景は次のとおりです。:9月18日に移民の人々を乗せた列車がハンガリー国内に無許可で侵入したため、ハンガリー警察は運転手を逮捕、列車を押収していましたが、10月7日にクロアチア大統領がハンガリーを訪れ、オルバーン首相と協議し、ハンガリー政府は列車の返還を決定しました。列車は10月8日午前にクロアチアに帰還しています。
ハンガリー社会党(MSZP)、財政難で党本部などを売却へ
ハンガリー社会党は、財政難のため、党本部及び所有不動産数十件をOTP銀行に売却するという情報を、複数の社会党党員からindex.huが入手して、記事にしています。社会党の財政難については、以前から話題になっていました。売却されると見られているのは、党本部及び各県の党事務所など38の物件で、社会党が所有する不動産150件の4分の1にあたります。
ギリシャに、過去最高の7千人超の難民が到着
冬の訪れを前に、トルコから海を渡ってギリシャに到着する難民の人々の数が増加しています。冬季はゴムボードで海を渡るのは困難であることが理由と見られています。以前は、ギリシャへ到着する人々の数は、1日平均4,500人程度でした。
まじゃるでした。