12月10日ハンガリーニュース

2015/12/11 2015/12/16

まじゃるです。

欧州移民危機

今年改正されたハンガリーの入管法に対し、欧州委員会が勧告

次の3点が問題とされています。

難民審査手続きでは、異議申立てに対し、新たな事実や法的根拠を持ちだしてはならない。さらにハンガリーでは、異議申立てをしても自動的に処分保留とならず、期限が切れたり、異議申立ての判定が行われる前に、不法入国者を実際に国外退去処分にしている。
ハンガリーの迅速化された不法入国者の刑事訴訟では、判決文などの必要な書類の翻訳が、ハンガリーの法規では被告に対し保証されていない。
難民としての庇護申請の不認定を裁判所が判定することに関するハンガリーの新たな法律では、庇護申請者から事情を聞くことが義務とされていない。裁判所書記官により、司法の独立性の保証なく生まれた判決は、難民手続きの方針およびEU基本法第47条に違反していると考えられる。

なお、ハンガリーの問題とは別に、欧州委員会は、ギリシャ、イタリア、クロアチアの3国に対して、難民申請者の指紋登録を確実に行い、そのデータを72時間以内にEurodacと呼ばれるEU内情報共有システムに登録するよう勧告しています。（index.hu）

生活

中国製の偽ハチミツ、スーパーの対応はまちまち

10月頃から話題になっていた中国製偽ハチミツですが、瓶やボトルの表示は「EUおよびEU外のハチミツの混合」となっています。ハンガリーのスーパーCBA、Spar、そしてAuchanは、このような表示がされている（すなわち中国製の偽ハチミツが混ざっている可能性がある）ハチミツの販売を中止し、今後はハンガリー産の表示がされているハチミツのみを販売することを決定しています。また、RealおよびCoopは、以前からハンガリー産のハチミツのみを販売していると回答しています。

これに対し、TescoおよびAldiは、これらのハチミツの成分は法規に違反していないため、今後も販売を続けるとしています。（index.hu）