週末の、難民/移民の人々の行動まとめ
まじゃるです。
先週は、東駅閉鎖に始まりいろいろありましたが、東駅からの交通手段を絶たれた移民の人々が、徒歩でウィーンを目指し、これに対しハンガリー政府がバスを提供、オーストリアやドイツも入国を認めたことをきっかけに、難民キャンプにいた難民認定待ちの人々や、東駅に集まった移民の人々が、国境に向けて移動し始めました。
index.huの、9月7日正午時点での関連ニュースまとめ*1は、以下のようになっています。
- 国境のヘジェシュハロム(Hegyeshalom)には、数千人の移民が集まった、4,500人はハンガリー政府が金曜日深夜に提供したバスで到着。多くの人々は既にオーストリアに入国しているが、オーストリアのニッケルスドルフ(Cickelsdorf)駅から発車するバスまで辿り着くペースが遅く、群衆ができている。
- 土曜日早朝には、ブダペスト東駅から移民の人々がいなくなったが、午前から再び駅に集まり始めた。デブレツェン(Debrecen)の難民キャンプからは、1,000人以上が列車に乗りブダペスト西駅に到着、そこから東駅へ徒歩で移動。夜には、駅のトランジットゾーンに残った人数は数百人ほどだった。
- 日中は絶え間なく、ヘジェシュハロム行、ジュール(Győr)行、ショプロン(Sopron)行などの西へ向かう列車に乗車した。一方、徒歩を選択した2つのグループもあったが、500人程度のグループはビアトルバージ(Biatorbágy)で、200~300人程度のグループはブダペスト南駅からジュール行の列車に乗車した。
- 難民キャンプのあるビチケ(Bicske)や、ヴァーモシュサバディ(Vámosszabadi)からも、数百人が徒歩で西側を目指し始めた。それぞれ、タタバーニャ(Tatabánya)、カーロイハーザ(Károlyháza)で、列車に乗車している。
- オーストリアが、ヘジェシュハロムの国境で、歩行者用の国境を閉鎖した。ハンガリー政府がバスの国境通過を認めなかったことを理由としている。このため、移民の人々は、高速道路を歩いて国境を越えた。このため11キロの渋滞が発生した。夕方、再び国境は開かれた。
- 大量の難民がセルビアから入国してくる見込みである。ルスケ(Röszke)では、一時収容キャンプへ行くことを拒否したグループが、座り込みを始めた。
- オルバーン首相は、ドイツのメルケル首相と電話で会談、土曜日の国境通過許可は例外的な処置と語られた。
まじゃるでした。
*1 http://index.hu/belfold/2015/08/31/menekultek_bevandorlok_krizis_percrol_percre/