10月12日ハンガリーニュース
まじゃるです。
昨日のハンガリーでのニュースをまとめました。情報は index.hu から*1。
移民/難民の流れ
9月後半からの、クロアチアより引き渡された移民の人々を、そのままオーストリア国境まで移送している状況が続いています。一方、国境フェンスはほぼ完成し、あとは警察及び国防軍兵士の配置の手配ができれば、いつでも国境を閉鎖できる体制にもなっています。他のヴィシェグラード4カ国からも兵士・装備が派遣されることになりました。
関連データ
- 先週末の3日間(金曜0時~日曜24時)での南部国境からの不法入国者数:23,001人、ほとんどがクロアチア側からの入国
- 内、土曜日のセルビアからの不法入国者数:12人
- 9月15日のセルビアからの入国管理厳格化以降の不法入国による起訴件数:477件
- 今年1月からの不法入国者数:357,000人
- 不法入国者の出身国の数:74カ国
10月3日の移民の人々 写真: Dado Ruvic
国内政治
12日の国会で、内閣官房(miniszterelnöki kabinetiroda)の設立に必要な改正法案が承認されました。内閣官房長官はロガーン・アンタル氏(Rogán Antal)。なお、ハンガリーには既に首相府(miniszterelnökség)があり、どのような役割分担が行われるかが注目されます。
サッカー欧州選手権予選
12日に行われたサッカー欧州選手権予選のCグループ最終節の結果は、スロバキアが4-2で勝利し2位をキープし本戦出場決定、ウクライナはスペインに0-1で負けたため、勝点が足りずグループ3位同士のプレーオフに回ることが確定し、現時点でグループ3位で最高の勝点を持っているハンガリーがプレーオフ免除となる可能性が高まりました。
グループ3位でハンガリーを上回る勝点を収める可能性があるのは、Aグループのトルコのみですが、トルコがハンガリーを上回るためには、13日火曜日に行われる最終節で、トルコが勝ち、さらにカザフスタンがラトビアに勝って5位に上がることが必要です。トルコとカザフスタンのどちらか一方が引き分け以下の場合は、ハンガリーの1972年以来44年ぶりの欧州選手権本戦出場が確定します。(ワールドカップには1986年、U-23のオリンピック代表は1996年に出場したのが最後になります。’96年のオリンピックでは「マイアミの奇跡」を起こした日本代表と予選同グループでした。)
まじゃるでした。