11月21日ハンガリーニュース
まじゃるです。
昨日は土曜日でハンガリーのニュースは少なめです。記事ソースは、index.hu と hirado.huです。
欧州移民危機
11月21日の各国の動き
hirado.huのまとめより。
- ドイツ・バイエルン州のゼーホーファー首相:「移民歓迎政策に代え、良識ある政策が必要だ」
- ギリシャ=マケドニア国境で、再び抗議行動が。入国を認められないイラン人、パキスタン人、バングラデシュ人が主体。
- ハンガリーが、マケドニア国境管理支援を表明。フェンス設置のための全長100kmの有刺鉄線と杭打ち機1台、入国管理のための指紋読取機・デジタルカメラ・コンピュータの10セットを無償提供へ。
- セルビアのヴチッチ首相は、トゥスク欧州理事会議長との会談後、セルビアも経済移民受け入れを拒否すると表明。スロベニア・クロアチア・ハンガリーが受け入れない以上、セルビアだけが移民の負担を担うことはできないと。
社会
クリスマスまでの日曜日は、お店は営業
ハンガリーでは、法律で日曜日の店舗休業義務が定められていますが、アドベントの日曜日は適用外となります。これにより、11月29日から12月20日までは、日曜日もショッピングセンターなども営業となります。(hirado.hu)
また、今年のハンガリーのクリスマス商戦では、昨年比5~6%増の9400~9500億フォリント(約4000億円)の売上額が予想されています。(hirado.hu)
セーケイ地方、クマ被害が深刻
ルーマニアのトランシルバニア、ハンガリー系住民が多く住むセーケイ地方のハルギタ県(Hargita megye)では、クマの数が増えすぎ、農作物の被害や、人への危害が問題になっています。
ハルギタ県でのクマの適正数は、学術的な調査によれば340頭であることに対し、狩猟協会の推定する実際の生息数は、この約4倍の1350頭となっています。
数が増えすぎたことにより、クマが食料を求め人里に降りてくるケースが増えています。人間に出くわした場合は、クマが逃げるケースが大半ですが、時には襲いかかることもあり、2013年に2件、2014年に15件、2015年は8件の負傷者の情報があります。また、農作物も被害を受けており、2013-2014年のクマ被害申請数は745件、しかも2014年は前年比2倍の報告数となっており、クマがより一層アグレッシブになっていることが伺えます。
このようにクマによる被害が大きくなる一方で、EUはクマの狩猟数を制限しています。しかも、ハルギタ県の狩猟許可数は生息数の3.9%のみとなっており、ティミシュ県(Temes megye)に与えられた16%と比べ、不公平な割り当てになっています。これについては、ハルギタ県議会が問題解決のためブリュッセルへの働きかけを行っているようです。
この問題の解決を難しくしているのは、EUが環境保護の視点のみによってクマの駆除を制限し、住民の生活や安全を考慮していないことと考えられています。(index.hu)
気象情報
ケーケシュ山で降雪
気象情報サイト időkép.hu が、ハンガリー最高峰のケーケシュ山(1,014m)から、雪の様子をアップしています。(index.hu)
Fotó: tibiapu / idokep.hu
(まじゃる)先週は、11月とは思えないほどの暖かさでした。なお、この時期に雪が降るのは、ハンガリーでは普通です。なお、初雪は10月に既に降っている模様。そういえばこの10月に寒い時期がありましたね。(10月14日のツイートまとめ)
まじゃるでした。