12月30日ハンガリーニュース
まじゃるです。
大晦日(シルヴェステル(Szilveszter))になりました。
日本では家族と静かに年越しを迎えるのが普通ですが、ハンガリーでは、友人たちが集まって、パーティなどで騒ぎながら年を越します(年越しには、宗教的な要素がないからでしょうね)。大晦日には爆竹*花火やラッパも解禁され、結構やかましくなります。ただし、年が変わって2分間ほど比較的静かになる時間があります。これは国歌斉唱があるため。その後は人々は新年を祝って盛り上がり、ブダペストでは花火もあがります。(*爆竹は禁止でした。お詫びとともに訂正します。ただし、禁止なのですが、爆竹が鳴り響くところは少なくありません。)
それでは、昨日のニュースです。
欧州移民問題
今年の移民が100万人を突破
UNHCRの発表をもとにしたイギリスBBCの報道によると、今年ヨーロッパに入国した移民の数が100万人を突破し、1,000,573人となったことが明らかになりました。昨年は21万6千人でした。
このうち、約85万人がギリシャからヨーロッパに入っているとのこと。シリア人は49%、アフガニスタン人は21%でした。また、少なくとも3,735人が海を渡る際に命を落としています。
トルコからギリシャへ渡る人々の数は、現在1日3500人程度で、EU=トルコ間で30億ユーロ支援と引き替えに移民の波を抑えるという合意があったにも関わらず、大きく減少したとは言えない状況です。
(index.hu)
テロ防止
ハンガリーのテロ危険度は、下から2番目のレベル3のまま
Fotó: Szigetváry Zsolt / MTI
ハンガリー内務省は、ハンガリーのテロ危険度は4段階中下から2番目のレベル3を維持することを発表しました。このことにより、武装した兵士による市内パトロールなどの対策は、まだしばらく続くことになります。(index.hu)
一方、ベルギーのブリュッセルでは、テロの危険があることを理由に、年越しの花火や催し物が中止とされたようです。(index.hu)
国内
列車衝突インシデント:貨物列車のブレーキがほとんど利かなかったことが明らかに
12月28日にハンガリー大衆紙Borsの報道で、12月19日に列車が正面衝突する一歩手前のインシデントが発生していたことが明らかにされていましたが、その後の調査で、赤信号に反して駅を通過した貨物列車について、その約4分の3のブレーキが利かない状態で、これが原因でオーバーランしてしまったという情報が、ハンガリー鉄道労働組合から伝えられています。
事故とならなかったのは、この貨物列車が駅で停止しなかったのに気付いたところで、8キロ先の駅の普通列車に発車停止の指示ができたためでしたが、これまで貨物列車が停止しなかった原因は明らかになっていませんでした。(index.hu)
天気予報
大晦日は晴れ、新年は雪になる見込み
ハンガリー気象局のサイトmet.huによると、大晦日は気温は0度前後になるものの、天気は晴れとなりますが、元旦には最高気温も氷点下となり、雲の多い地域では雪が降る可能性があることが報じられています。(index.hu)
まじゃるでした。よいお年を。