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1月3日ハンガリーニュース

   

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国内

アルコール依存症のハンガリー人が100万人に達する可能性

毒性学を専門とするザヘル・ガーボル氏(Zacher Gábor)が、ハンガリーテレビM1の報道番組で、数年内にハンガリー人のアルコール依存症の数が100万人に達する可能性があることを指摘しました。現時点での人数は約80万人とされていますが、新たに依存症になる人数が非常に多いため。

ハンガリーでは年間約3万人が飲酒に関連する疾病で死亡しており、また「大酒飲み」とされる人の数は約250万人で、これはハンガリーの家族数とほぼ同数。

ザヘル氏は、「アルコール依存症は、飲酒量ではなく、飲酒が生活にどれだけ習慣化されているかによる」とし、ハンガリーの問題として、アルコールに関する取り組みも、依存症防止のためのメンタルヘルス・プログラムも無いことを挙げました。また、アルコール依存症や薬物依存症を防止するためには、これらが社会問題に起因することを念頭に置く必要があると語っています。
ザヘル・ガーボル氏(Zacher Gábor) Fotó: Németh Sz. Péter
index.hu

 

サルヴァシュで7000年前の墓が発見される

ハンガリー南東部のサルヴァシュ(Szarvas、ベーケーシュ県(Békés megye))のはずれで、約7000年前の墓が9基発見されたと、ベーケーシュ県地方紙のWebサイトBeol.huが伝えています。

これは、セント・イシュトヴァーン大学サルヴァシュ(Szarvas)キャンパスの管理する敷地に用水路を建設するための事前調査で見つかったもの。調査を行った考古学者は「約7000年前のものと考えられる墓を9基発見しました。これらは新石器時代のものと考えられます。また同時期のものと見られる住居の一部、焼けた家の壁、さらにその下に壊れた陶器も見つかりました。さらに古い時代の約7500年前のものと見られる住居の一部、さらに深く広い溝も発見されました」と語っています。

また、これと同時に、7基のアヴァール人の墓も発掘されました。この内3基からは副葬品も見つかっています。2基の女性の墓からは金で作られた冥銭が、1つの遺体の頭部下からは小さなペンダントが見つかりました。また複数の墓で馬具が一緒に埋葬されているようです。

さらに、埋葬時期が不明な墓も1基見つかりましたが、興味深いこととして埋葬された遺体左腕の肘から先が切断されていることが挙げられています。

これらの遺物は、サルヴァシュにあるテッシェディク・シャームエル博物館(Tessedik Sámuel múzeum)に収められ、処理が終わった後に展示される予定です。
Fotó: beol.hu
index.hu


 

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