10月6日のハンガリー主要ニュース
まじゃるです。
昨日のハンガリーの主なニュースをまとめてお伝えします。情報は index.hu から*1。
ヴェールハロム広場でのグンツ氏追悼 写真:Bődey János / Index
グンツ初代大統領が死去、93歳
ハンガリー元大統領のグンツ・アールパード氏(Göncz Árpád)が10月6日に亡くなった。93歳だった。
グンツ・アールパード氏は、体制転換後のハンガリーで自由選挙で選ばれた最初の大統領(なお、ハンガリー共和国成立から大統領が選出されるまでは、ハンガリー議会議長が暫定大統領を務めた)。
グンツ氏は1922年ブダペスト生まれ。1945年から政治活動を始める。1956年の革命後に終身刑の判決を受け投獄されるも、1963年に恩赦を受け、その後、翻訳・作家活動を始める。1988年、自由民主同盟(SZDSZ)の創立メンバーの一人となり、体制転換後の1990年5月に国会議員、5月から8月まは国会議長を務めた。8月3日に大統領に選ばれ、2000年8月までの2期10年を務めた。
翻訳者としても、「指輪物語」*2、「2001年宇宙の旅」などのハンガリー語訳で有名。
(上記ソースは、Wikipediaハンガリー語版)
実質賃金が大幅に上昇
コンサルティング会社の調査の結果、今年は実質賃金の伸び率が高いことが判った。
ハンガリー企業に対して行った調査によると、名目賃金の伸びは2.6%であり、予想されているインフレ率の0.3%が変わらなけば、実質賃金は2.3%の上昇となる。
なお、来年はインフレは2.3%程度の予想に対し、各企業は3%程度の賃金アップを計画している模様で、実質賃金の伸びは今年ほどにはならない見込み。
昨晩より体調不調で、記事がまとめられませんでした。書いたところまでアップします。明日はお休みするかもしれません。
まじゃる
*1 http://index.hu/24ora/
*2 「指輪物語」は、別の翻訳者が冒頭の11章を訳したが、この人物が病気となったため、グンツ氏が引き継ぎ、翻訳を完成させた。