11月27日ハンガリーニュース
まじゃるです。
政治
ハンガリーへの制裁を求める欧州市民イニシアティブの登録を欧州委員会が受諾?
ブリュッセルに本部を置く欧州人道主義者連合(European Humanist Federation)が登録を要請していた、「Wake up Europe」という名称の欧州市民イニシアティブについて、欧州委員会が受諾したという情報をindex.huが入手し、これを記事にしています。
参考:欧州市民イニシアチブとは? | 駐日EU代表部公式ウェブマガジン
このイニシアティブは、2010年以降、オルバーン政権がたびたび非民主的・外国人排除などの法の支配の基本原則に反する政策を行っていることに対して、欧州連合条約第7条を適用することを求め、閣僚理事会での審議を求めるもの。(まじゃる注:第7条が適用されれば、EUでの議決権の停止を含んだ制裁を、ハンガリーは受けることになります。)
ただ今回の欧州委員会による決定は、ハンガリーのナブラチチ代表が、ブリュッセルで行われていた教育文化相会議のため、ストラスブール不在中に行われたものであり、ナブラチチ氏は強い抗議の意を示す書簡を送ったようです。(index.hu)
また、この件についてシーヤールトー外務・貿易相は、ハンガリーの移民政策に対する、EU移民推進派の逆恨みとしか考えられらない、というコメントを出しています。(index.hu)
欧州移民危機
オランダは2万4千人に対して住居を用意
オランダのルッテ首相は、2万4千人の移民に住居を用意すると表明しました。また、できるだけ早く語学研修や労働許可取得が受けられるような取り組みも行っていくとしています。
オランダでは、今年10月末までに4万7千人が難民申請を指定ます。昨年の申請数は1万7千人でした。(index.hu)
ギリシャ=マケドニア国境、5人が強行突破するも、結局ギリシャに送還される
マケドニアは、シリア、イラク、アフガニスタン以外の国籍の入国を認めておらず、ギリシャ=マケドニア国境の無国籍地帯では約1500人が足止めされたことに対し、抗議行動を行っています。
また、約200人が強行突破を図り、そのうち5人が突破したものの、結局はマケドニア当局に身柄を拘束され、ギリシャに送還されています。(index.hu)
クリスマスシーズン
キリスト教圏では、今週の日曜日からアドヴェント(待降節)となります。ハンガリーでもこの週末から本格的にクリスマス・シーズンです。
聖イシュトバーン大聖堂前でも、クリスマス・マーケットがオープン
(index.hu)
国会議事堂前に立てられるクリスマスツリーを搬送中
Fotó: Mihádák Zoltán
(index.hu)
スポーツ
UEFAの制裁が決定、ホームでの1試合が無観客に
9月4日のサッカー、ハンガリーとルーマニアの試合における、ハンガリーサポーターの人種差別的な行動に対し、UEFAはハンガリー代表のホームの試合1試合を無観客試合とし、さらにハンガリーサッカー連盟に7万ユーロの制裁金を課すことを決めました。
なお、この無観客試合はUEFA主催大会の試合に適用されるため、来年10月7日予定のW杯予選、対スイス戦には適用されません。(W杯はFIFA主催)
(index.hu)
まじゃるでした。