1月5日ハンガリーニュース
2016/01/07
まじゃるです。
ブダペスト
広告塔の撤去をめぐる騒動が
ブダペストを訪れたことのある方は、市内各所に広告塔が設置されているのをご存知だと思いますが、この広告塔をめぐって、ブダペスト市と広告塔会社間で争いになっています。
これは、昨年10月、ブダペスト市議会が、これらの広告塔を管理している会社がブダペスト市との契約書で定められた義務を果たしていないとして、昨年12月31日の猶予期限までに対応しない場合は、契約を破棄し、市内に約700本設置されている広告塔を撤去する（費用は広告会社負担）との決定したことによるもの。年明けの1月2日から、ブダペスト市は早くも撤去を開始しするという実力行使に出ました。
一方、広告塔会社はアンドラーシ通りやバジリカ前に設置されている広告塔へ人員を派遣して、これらの広告塔の撤去を阻止すると同時に、市撤去の不当性をアピール。ブダペスト議会による契約破棄の有効性については、金曜日に裁判所の判断が下されるとしています。現場には警察も到着しましたが、民事であるとして双方の争いには介入しませんでした。
Fotó: Bődey János
（index.huの複数記事より構成。1/5、1/3(1)、1/3(2)、1/2 ）
（まじゃるコメント）この事件の背景にあるのは、実業家のシミチカ・ラヨシュ氏(Simicska Lajos、元Fidesz)が、オルバーン首相と不仲になったこと。この広告塔会社もシミチカ氏が所有のものでした。
不仲になったのは、2015年2月から3月にかけてのシミチカ氏の発言が決定的でしたが、おおもとの理由についてははっきりしません。どうも、同じくシミチカ氏所有のゼネコンKözgépが、過去に公共事業の不正落札していたのではないか、というところまで繋がっているようですが。。。
ブダ側トラム路線再編で、86番バスは廃止に
1月16日から、ブダ側の公共交通路線は大きく変わりますが、この影響でブダの南北をつないでいた86番バスが廃止されることになっています。
BKK.huより
（index.hu）
まじゃるでした。