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11月30日ハンガリーニュース

   

まじゃるです。


 

政治

オルバーン首相率いるハンガリー使節団、イランへ

オルバーン首相は、イランのテヘランを訪れ、ジャハンギリ副大統領と会談を行いました。会談では、両国の経済関係、特にエネルギー及び農業分野での改善について話し合いが行われました。

またこの会談と並行して、首相に同行しているシーヤールトー外務・貿易相、セスターク国家開発相、ヴァルガ国家経済相、バログ人材相が、イラン各大臣との協議を行い、それぞれの分野での合意書の調印が行われています。

なお、ハンガリー使節団の到着前には、プーチン大統領が、シリア紛争の解決策の協議のためイランを訪れています。
会談後のオルバーン首相とイランのジャハンギリ副大統領 11月30日 写真: Szecsődi Balázs / 政府報道局
index.hu

 

欧州委員会、ハンガリーへの制裁を求める市民イニシアティブを登録

先週話題となった、ハンガリーへの制裁を求める欧州市民イニシアティヴですが、月曜日に欧州委員会はこれを登録することを決定したと正式発表しました。

ただし、この手続は長期間を要し、実際に欧州連合条約7条が適用される可能性は低いであろうと見られています。(index.hu

 

欧州移民危機

デブレツェンの”移民”キャンプ、滞留者がいなくなり閉鎖

移民危機が大きくなる前から、オルバーン首相が閉鎖を約束していたハンガリー東部のデブレツェン(Debrecen)に置かれていた移民キャンプですが、月曜日に最後の滞留者が退去したため、閉鎖される運びとなりました。(index.hu

 

トルコが早くも難民流出阻止活動を開始

日曜日のEU・トルコ首脳会議で、トルコがEUへの難民流入をストップする役割を担うことになりましたが、その翌日の月曜日、早速トルコは行動を開始し、ギリシャ方面に向かう難民1300人の身柄を拘束しました。

トルコは、難民を引き止める事で、「32億ユーロの支援金」「EUへのビザ免除交渉」「およびEU加盟交渉の加速」を約束されています(index.hu

 

ノルウェー・ロシア間で難民の押し付け合い

ロシアからノルウェーに不法入国する移民に対し、ノルウェー政府は、ロシアでの滞在が認めているものについては、難民申請を受理せずロシアに送還すると発表しています。これは主に旧ソ連の中央アジア諸国からの移民を対象としたものです。

これに対しロシアは、送還者の受け入れを拒否し、ノルウェーへ再送還しており、両国間で問題が発生しています。なお、ノルウェーへ再送還された移民は逮捕・拘留され、ロシアに送還されることになります。

ちなみに1ヶ月ほど前からこのルートで不法入国する移民が増えておりニュースになっています。ノルウェーは徒歩での入国を認めていないため、自転車で国境を越えることで話題になりました。なお、ノルウェーはEU加盟国ではありませんが、シェンゲン協定には加盟しています。(index.hu

 

その他各国の動き

  • ギリシャのマケドニア国境では、入国を求めて移民たちの抗議が続く。ギリシャ警察は、火炎瓶を所持する移民を発見。
  • スウェーデンから他国への移民の引き受けが始まる。人口800万人のスウェーデンは、これまで15万人近くの移民を受け入れていた。
  • ドイツへの移民流入は減少傾向。金曜日3,426人、土曜日2,650人、日曜日3,136人。9月初めから11月初めまでの期間には、一日に1万人以上が入国していた。
  • オーストリアの国境フェンスは、土地所有者との交渉が難航し、着工の見通しが立っていない。

index.hu)(hirado.hu

 

国内

ウクライナ国境の国境検問所、警官15人を収賄の疑いで逮捕

ウクライナ国境のザーホニ(Záhony)の国境検問所で、警官15人が収賄の疑いで逮捕されました。金銭を受け取る代わりに、密輸などの違法行為について見て見ぬふりをした疑いです。報道によれば、1日に1000~1500ユーロを受け取っていた模様。

ザーホニ検問所でのこれで、7月10月に続き、今年3度目になります。(index.hu

 

気象情報

火曜日、ハンガリーの多くの地域で強風の予報

ハンガリー気象庁は、火曜日の予報で、ハンガリーの多くの地域に強風注意報を出しています。風速が70km/h(秒速20メートル)に達することもあるようです。ご注意下さい。

Fotó: Met.hu
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まじゃるでした。

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