こちら、ハンガリー情報局

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11月12日移民危機関連ニュース

   

まじゃるです。

移民危機関連のニュースで、特に西バルカンルートについてのニュースをまとめています。


EU、難民の流入抑制で対策強化へ

『EUは緊急の首脳会議を開き、難民たちの域内への流入そのものを抑える対策を徹底していくことで一致しました。… 具体的には、EU域外との国境や沿岸警備を強化することによる人員や費用の増加分、それに、経済目的の移民と見なされた人たちを本国に強制送還する費用などを各国が応分に負担 … また、難民たちの流入を抑えるために協力が欠かせない最大の経由地であるトルコに今月下旬に首脳会議を行うよう申し入れることを確認』NHKニュースから引用

V4がギリシャ国境警備に警官300人を送る?

ハンガリーでは、ヴィシェグラード4カ国が警官300人をギリシャへ送るというニュースが伝えられているのですが、ギリシャがこれを認めたという公式な情報が見つかりません。

もし、本当にギリシャを説得できたのであれば、EUの移民対応の大きな転換点となります。

ハンガリーの移民危機対策

毎週木曜日に行われる、首相府相による定例記者会見「政府情報」から、移民危機に関する発言をまとめると

  • 首脳会談出席でマルタに滞在中のオルバーン首相と話ができ、ギリシャへ警官に送る件の確認をとった。
  • ルーマニア国境へのフェンス設置は、危機的状況となった場合に開始する。資材は確保できている。
  • 難民申請数について:フェンス設置後、申請4,800件中、1250件の審査が終了、難民認定者数は2人。また928件は審査中止。
  • 「ハンガリーは反移民でなく、移民不要の立場」
  • 「マルタでの首脳会議では、移民危機に対する解決策は生まれないであろう」
  • 「スロベニアやオーストリアがフェンスを設置したらどういう事態になるかについても考えが至らないのでは」
  • 「ドイツは、(ダブリン規則で)移民をEU入圏国へ送還しようとしているが、ハンガリーは送還申請を受理しない」(注:約4万人との情報)
  • 「一つには、ハンガリーはそれだけの人数を受け入れる能力はないこと、もう一つは、EU入圏国はハンガリーではないと推定されるからだ。」

と、自身の考えとしてコメントしています。
 


 

まじゃるでした。

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